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手話動画:愛されて30年!みやぎのお米~ひとめぼれ~ (2022年2月14日)

手話動画

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 宮城県で誕生したお米「ひとめぼれ」が昨年、30周年を迎えました。 国内には900もの銘柄米があるそうですが、その中でひとめぼれの作付面積は、コシヒカリに次ぐ2位。これほどみんなから愛される理由とは何でしょうか?

 さかのぼること約40年前、1980年に大規模な冷害が発生し、東北地方のお米は大きな被害を受けました。これをきっかけに、冷害に強く美味しさを兼ね備えたお米を作る研究が始まり、1988年コシヒカリと初星(はつぼし)を掛け合わせて作った「東北143号」が誕生しました。名称をどうするか考え、「出会ったとたん、おいしさに“ひとめぼれ”してしまう」お米で、「全国のみなさんに愛してほしい」という願いを込めて、「ひとめぼれ」と命名され、1991年にデビューしました。
 このパッケージデザインを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?これは宮城県産ひとめぼれのシンボルで、描かれているのは「踊る天女」です。収穫の喜びと美味しいお米に出会えた喜びを表現しているそうですよ。

 寒い地域はもちろん、暖かい地方でも作ることができるひとめぼれは、県外でも盛んに生産されています。美味しさの条件であるツヤや粘り、甘みのバランスが良く、柔らかくふっくらと炊き上がるので、和食、洋食、中華どんな料理とも相性抜群です。また、冷めても美味しいので、お弁当やおにぎりに向いています。なるほど!寒さに強く美味しさのバランスが良いのが、長年愛されている理由なのですね。