手話動画:血圧について知ろう!(2022年3月28日)
手話動画
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テキストデータ
血圧とは、心臓から送り出された血液が血管内を通るときの圧力のことです。血圧を測ると数値が2つ出ますが、これは心臓が収縮して血液が送り出された時の数値と、心臓が拡張して血流が元に戻った時の数値です。この2つの数値が140-90mmHg以上だと高血圧と言えます。病院で測ると緊張して数値が高くなることが多いため、家庭で測る場合は135-85mmHgを高血圧と診ます。この血圧の数値を基準に、生活習慣病などを併発していると高リスクと診断され、高血圧症の治療を受けることになるのです。高血圧は「サイレントキラー(静かな殺し屋)」と呼ばれています。高血圧には自覚症状がほとんどありません。しかし、血管は少しずつ傷んで動脈硬化が進み、脳や心臓などに負担がかかっていきます。そしてある日突然心筋梗塞や狭心症、脳卒中などを起こすのです。血圧が高いほど循環器疾患による死亡率は上昇します。ですから症状がないからと侮ってはいけません。
高血圧は遺伝的体質に、喫煙、飲酒、食塩過多、肥満、ストレス、運動不足などの環境要因が加わって発症すると言われています。遺伝は仕方ありませんが、環境要因はできるだけ取り除きたいものです。また、加齢により血圧は高くなります。年を重ねるほどに、血圧に気をつけましょう。血圧は時間によって変動しますので、My血圧計で毎日測るという方は同じ時間に測りましょう。
一方、低血圧は明確な基準値がありませんが、100-60mmHg以下を目安にしている病院が多いようです。血圧が低く、めまいや動悸などの症状が改善しないようなら医師に相談しましょう。