手話動画:生体認証のメリットとデメリットを知る(2022年5月30日)
手話動画
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テキストデータ
私たちは、スマホやマンションの出入口、カードでの買い物、ATMなどいろいろな場面で本人確認のためのパスワード入力をしています。セキュリティー強化のためにはパスワードを使いまわさず、複数のパスワードを使い分ける事も常識になりましたが、忘れたり間違えたりしてしまうことも。そこで、注目されているのが生体認証です。生体認証には、顔認証、指紋認証、虹彩認証、声紋認証、静脈認証などがあります。スマホの指紋認証を利用している人も多いのではないでしょうか。パスワードを覚えるなどの負担が少なく、自分の体があればいいので認証がスピーディーにできるなどのメリットがあります。
コロナ禍で非接触のニーズが増え、顔認証や虹彩認証が注目を集めました。東京オリンピック・パラリンピックでは顔認証システムを導入し、ゲート前の混雑解消に役立ったそうです。しかも、IDカードの貸し借りや盗難によるなりすまし入場、カード偽装による不正入場などの防止もできたそうですよ。
デメリットは、万が一生体情報を盗まれるとリスクが大きくなることがあげられます。パスワードを変更するように、生体情報を変更することはできないからです。最近では、ピースをして撮った写真をSNSなどにあげると指紋情報が盗まれる恐れがあると警告されています。
そのほか、誤認証が起きる場合もある、生体認証に用いている部分が変形すると使えないなどのデメリットがあります。
生体認証は手軽ですが、リスクもきちんとわかった上で使いたいですね。