手話動画:地震後「浴槽に水を貯める」はもう古い?!(2022年6月6日)
手話動画
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地震が起きたら何をしますか? ガスの火を消す、靴をはいて足を怪我しないようにする、ドアを開けて逃げ道を確保する、浴槽に水を貯める・・・。この中で、やらなくていい事があります。それは「ガスの火を消す」です。揺れでこぼれる湯や油でやけどしてしまう恐れがあるからです。大きな地震の時にはガスが自動で止まるため、慌てて火を消す必要はありません。昔は常識だったことが、アップデートされることがあります。近年では、「浴槽に水を貯める」も変わってきているってご存知でしたか。
地震後に、生活用水として使うため浴槽に水を貯める人が多いかもしれませんね。
国土交通省は、くみ置きした水をトイレに流したりせず、携帯トイレを使うように勧めています。くみ置きの水では水量が足りず汚物がきちんと流れない、流しきれない汚物がたまりメタンガスが発生すると爆発する可能性があるなどが理由です。下水管が破損し汚物があふれる事もあります。実際に東日本大震災ではマンションの上階で流した汚物が下階であふれた事例がありました。マンションによっては、災害時にトイレを流してはいけないなどの規約がある場合もあります。
浴槽に貯めた水は飲食にも使えませんので、それほど使い道がないのです。
飲食用にはペットボトルの水を備蓄し、生活用水を貯めるためにはウォーターバッグを複数用意しておくといいですね。給水車が来た時にも活用できますし、貯めた水は1日ほどであれば飲食にも使えます。たくさん貯めたいなら、20ℓの大きい物8個ほどで浴槽と同じくらいの量を貯めることができますよ。