手話動画:「線状降水帯予測」って?出たらどうするの?(2022年7月4日)
手話動画
<
テキストデータ
毎年のように全国で発生している豪雨災害。その原因のひとつが、局地的に激しい雨を降らせる「線状降水帯」です。線状降水帯とは、幅20~50Km程度、長さ50~300km程度の線状に積乱雲が連なったもの。1つ1つの積乱雲は数十分から1時間ほどで消えますが、同じ場所で新たな雲が次々と発生し続けるため、狭い範囲で長時間に渡り猛烈な雨が降り続けます。線状降水帯が発生すると、道路冠水や河川の氾濫など、災害発生のリスクが高まります。今年の6月1日、気象庁は線状降水帯の発生予測を開始しました。線状降水帯の発生が見込まれる半日から6時間前までに、地方単位で発生予測情報を発表します。現在の技術では線状降水帯の発生予測はまだ完璧ではなく、4回に3回は外れてしまうそうですが、予測情報を発表することで、大雨災害に対する危機感を早めに持ち、避難情報を確認してもらうことを目的としています。
線状降水帯による大雨は長く降り続くため、気象庁が「顕著な大雨に関する情報」を発表します。これは警戒レベル4相当の状況ですので、避難が必要です。いざという時に落ち着いて行動できるように、日ごろから避難場所や経路を確認しておきましょう。
大切なのは、予測や速報の有無に関わらず、地元の避難情報をしっかり入手し、自ら避難の判断をして行動に移すことです。防災に関する用語は新しいものが次々出てきたり、情報が更新されたりと覚えるのが大変ですが、命を守るためにきちんと知っておきたいですね。
私は雨女なので、いつもスマホで気象情報をチェックしていますよ。