手話動画:外見では分かりにくい内部障害(2022年7月11日)
手話動画
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テキストデータ
聴覚障害者は、見た目では障害があるとわからないために誤解されることがあります。同じように、身体障害があるのに外見上わからない障害があります。内部障害です。内部障害とは体の中の障害で、心臓や腎臓、呼吸器、膀胱・小腸、肝臓の機能障害と、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害のことを言い、障害のない人より疲れやすいなどがあります。しかし、外見上問題ないように見える上に社会的認知度が低いこともあり、理解を得づらい障害なのです。
例えば、ペースメーカーを入れている人は電車やバスの優先席近くで携帯電話は使用してはいけない、というのは知っていますね。
直腸機能障害のオストメイトは、トイレの際に排泄物の処理が必要で、腹部や衣服を洗わなければいけない時があり、オストメイト対応トイレが必要です。
呼吸器機能障害により酸素ボンベを携帯している人は、酸素が燃えやすいのでガスコンロやたばこなどの火で引火して大やけどを負ってしまう恐れがあります。
内部障害の人は細菌やウイルスに感染しやすいので、感染症が流行している時期の外出にも気を使います。疲れやすいので優先席に座ることもあるのですが、外見上は障害が見えないため不審な目で見られる場合もあります。
最近はヘルプマークを付けている人を見かけるようになりました。優しく見守りたいですね。