手話動画：薬を飲んでいるのに頭痛がひどい？！～薬物乱用頭痛～（2022年8月1日）
手話動画
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頭痛がして何にも集中できない･･･。そんな時市販されている頭痛薬を服用すること、ありますか。頭痛薬を飲み続けていると「薬物乱用頭痛」を引き起こしてしまう場合があるそうですよ。薬物乱用頭痛とは、もともと緊張性頭痛や片頭痛などある方が、病院へ行かず市販されている頭痛薬の服用を継続していて起こります。次第に薬の効きが悪くなり、ついには薬を飲むと頭痛が誘発されるようになるのです。欧米の統計では発症した人の７０～９０％が女性です。
特徴は、1か月の半分以上頭痛がある、１か月１０回以上頭痛薬を服用し３か月以上続けている、頭痛薬の効きが悪くなったと感じる、痛くなりそうなとき予防的に頭痛薬を服用しているなどがあります。
頭痛薬を飲んでいる全ての方がなる訳ではありませんが、頭痛薬を飲んでもさらに頭痛がひどくなるという方は病院で診てもらうといいでしょう。その際、普段服用している薬について医師に伝えください。服用している薬の成分や、ほかに原因となる疾患がないかなどで診断されます。
治療は、服用している頭痛薬をやめることから始めます。ただし、激しい頭痛が起こるため、頭痛の原因とならない成分の頭痛薬を処方してもらう必要があります。１～２週間ほど頭痛に悩まされますが、次第に頻度が少なくなります。その後もともとあった片頭痛や緊張性頭痛の治療を開始します。
薬物乱用頭痛は再発しやすい病気です。専門医の指示に従い、薬をコントロールしていくことが大切です。
