手話動画:姉妹都市ってなあに?(2022年8月15日)
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「姉妹都市」とは、文化交流や親善を目的に関係を結んだ都市のことです。もともとアメリカの「Sister city」を訳した呼び方で、フランス語やドイツ語では「都市」が女性名詞のため「Sister」と言ったのではないか、と言われています。姉妹というと上下関係をイメージしてしまうので「友好都市」「親善都市」と言う場合もあります。「目黒のサンマ」で有名な東京都目黒区と、サンマの漁獲高の多い気仙沼市は友好都市提携を結んでおり、中学生の自然体験ツアーなどを開催しています。目黒区と角田市も提携していて、小学生のホームステイや稲作指導などをしています。いずれも災害時の相互協力協定を結び、万が一に備えています。
東日本大震災時には、名取市の姉妹都市である新宮市をはじめ多くの姉妹都市から支援がありました。日本国内だけでなく、外国の多くの姉妹都市が日本に義援金を送ってくれました。
また、東京都大田区が震災時に東松島市でボランティア活動をしたことがきっかけで交流が始まり友好都市になるなど、震災がきっかけで関係が親密になった例もあります。
姉妹都市は、異文化交流が活発にでき、災害の際などには相互に協力できるなどメリットが多いのですが、市町村合併がきっかけで提携を解消した、財政難で活動を縮小・解消した、国の外交問題で提携を解消したなど、残念な例もあります。
実は兄弟都市や親子都市、夫婦(めおと)都市の提携を結んでいる自治体もあるんだとか・・・。呼び名は違っても、さまざまな面で協力し合える関係があるって嬉しいですね!