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手話動画:日本人受賞者がいっぱいのイグ・ノーベル賞って面白い!(2022年9月5日)

手話動画

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 最近、夕方涼しくなって過ごしやすくなりましたね。さて、ノーベル賞は有名ですが、イグ・ノーベル賞はご存知でしょうか。「人々を笑わせて、そして考えさせられる研究」に与えられるこの賞は、ノーベル賞のパロディーとして1991年に創立され、毎年10組の団体や個人に授与されます。30年間で日本人は25回以上受賞し、特に近年では15年連続で受賞しているんです。日本人は面白い人が多いんですかね。

 今までに受賞したのは、「足の匂いの原因化学物質の特定」、「鳩を訓練して絵を区別させる」、「匂いで知らせるワサビ火災警報装置の開発」、「玉ねぎで涙が出る仕組み」などなどユニークな内容だと感じる研究ばかりです。「大腸内視鏡検査を座って受けると痛みが少ない」という研究では、受賞者本人が試して研究したそうで、はたから見たら笑われるような格好での研究のため、人のためになる良い研究をしていても誰からも認められないと思っていたそうです。内容はユニークですが、どれも真面目な研究です。
 
 授賞式はハーバード大学で行われ、受賞者は幼稚園の散歩のように1本のロープを握って1列に並んで登壇します。聴衆は全員で紙飛行機を作って飛ばし、ハーバード大教授がモップ係になって片づけるのだとか。受賞スピーチの時間はわずか1分。超過すると8歳の女の子に「もうやめて、退屈なの!」と怒られるなど、終始笑いあふれる授賞式だそうです。
 イグ・ノーベル賞は、ノーベル賞が発表される前の9月ごろに発表されます。今年はどんな研究が賞を取るのか、また日本人が受賞するのか、気になります! ぜひ注目してみてください。コロナ禍で笑うことが少なくなっていると思いますので、これで笑ってくださいね。