手話動画:ハートバッチを知って、見守ってほしい(2022年11月14日)
手話動画
テキストデータ
黄色と青のハートをモチーフにしたバッチを見たことがありますか? これは、障害のある子どもを「温かく見守ってほしい」との願いが込められています。宮城県古川支援学校から始まり10年以上経ちますが、宮城県内でも知っている人が少ないのが現状です。知的障害や発達障害のある人は、見た目では分からないことが多く、誤解されることもあります。このバッチができたきっかけも、発達障害をもった子供が一人での外出中に不審者と間違われて警察に連れて行かれたことでした。
2008年から付けられ始めたバッチには「障害があります」と書かれていました。なんのためのバッチか、周囲に知ってもらう必要があったためです。地域で少しずつ理解が広がり、3年後にはこの文字を消したバッチもできました。文字ありのバッチを付けるのか、文字なしを付けるか、またはバッチ自体を付ける付けないに関しても本人とご家族の選択に任されています。
宮城県には昨年4月に施行された「障害を理由とする差別を解消し障害のある人もない人も共生する社会づくり条例」があります。バッチを付けていなくても障害の特性を理解し見守るのが理想ですが、そこまではまだできていません。
障害のある子どもたちがバッチを付けなくても安心して外出できる社会になるためには、周囲が「障害があるとこんな行動をする」ということを知る、そして障害があることに気づき温かく見守ることが大切です。まずはハートバッチ、知ってくださいね。