宮城県聴覚障害者情報センターは、聴覚障害に関連したさまざまなサービスを提供する総合的なセンターです。

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手話動画:北海道・三陸沖 後発地震注意情報、始まります(2022年12月12日)

手話動画

テキストデータ

 マグニチュード7クラスの地震が発生したあと、数日後にさらに大きな地震が発生することがあります。先に起きた地震より大きな地震が起こる「後発地震」。東日本大震災も、その2日前に起こった地震の後発地震でした。今、北海道や三陸沖でその大規模地震が起こる可能性が切迫しているといわれています。そのため、12月16日以降に後発地震に注意が必要なときには、「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が発信されることになりました。
 
 後発地震注意情報は、内閣府・気象庁合同記者会見で発信され、テレビやインターネットなどさまざまな方法で呼びかけられます。この注意情報は、今すぐ避難が必要というものではありません。自分の防災対応や地震の備えを見直し、本当に後発地震が起きたときに、すぐに身を守る行動をするための準備をします。津波が心配される地域ならすぐに避難できる服装で靴を用意して寝る、緊急情報があったらすぐに見るようにする、非常持ち出し品を確認する、家具の固定を確認するなどをします。地域の災害リスクや暮らしに合わせて今一度確認しましょう。
 その後、後発地震が起こらなければ、1週間で「注意期間終了」の呼びかけがあります。けれども、地震発生の可能性がゼロになったわけではありません。

 後発地震注意情報が出ても、学校や仕事は休みにならず通常通りです。情報が発信されても「空振り」のことが多いかもしれません。ですが、私たちは東日本大震災の経験から、情報の大切さ、避難の大切さ、備えの大切さを知っています。スポーツでは日頃の練習に「素振り」があります。後発地震注意情報が出たら、避難の準備や備えの見直しなど、つまり「素振り」と同じです。新しい「後発地震注意情報」、いつかくる大地震への備えとしましょう。