手話動画:2023年新年のご挨拶(2023年1月4日)
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明けましておめでとうございます。昨年はいろいろな出来事がありました。特に3月16日の震度6強の福島沖地震は忘れられません。自宅のリビングは、飛び出した本や食器の片付けが大変でした。幸いにも宮城県内の聴覚障害者、そのご家族、関係者に大きな被害がなくホッとしました。これは普段からの備えがあればこそだと思います。
8月には全国高校野球選手権で仙台育英高校が東北悲願の初優勝を果たし、老若男女、また障害あるなしに関わらず、多くの人が喜んでいたことが印象に残っています。みみサポサロン等で聴覚障害者の皆さんとお会いすると、同じように喜んでいました。県民一体となって共有しあえる嬉しさは、格別なものがあると思ったものです。
昨年みみサポみやぎでは、県内各地で感染対策をしながらみみサポサロンを実施しました。出前講座や市民向けみみサポセミナーに多くの申し込みがあるなど、聴覚障害に対する理解が広まりつつあると感じました。これもひとえに皆様のご支援ご協力のおかげと思います。
2025年のデフリンピックが東京で開催されることが決定されました。これをうけて聴覚障害に関する理解や啓発のさらなる広がりを期待しています。
宮城県においてもこの好機を逃さないため、「ウサギと亀」で油断から失敗を招いてしまうウサギのようにはならず、持ち前の後ろ足の強さで大きくジャンプできるウサギとなるよう頑張っていきます。
今年もさまざまな事業にたくさんの方々のご支援を、首じゃなく耳を長くして待っています。