手話動画:知っているようで知らない、サッカーの起源(2023年1月30日)
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昨年11月から12月に開催されたサッカーワールドカップは、日本でも大いに盛り上がりましたね。ボールが1つあればだれもが楽しめるサッカー。今回はその起源をご紹介します。サッカーの起源は諸説ありはっきりしていないのですが、有名なのはイングランドが発祥といわれるものです。8世紀ごろ、戦争で敗れた敵の将軍の首を切り落として蹴り合い、勝利を祝っていたそうです。それが大衆の間に広まり、球体を蹴って決められた地点まで運ぶ「遊び」と「祭り」として行われるようになりました。
もう1つ有名なのは中国発祥説で、紀元前300年以上前から行われていた蹴鞠です。もともとは兵士たちの運動能力を養うために考えられたものですが、これが娯楽となり、一般の人たちの間で盛んに行われるようになりました。日本で平安時代に貴族の間で流行った蹴鞠も、中国が由来と言われています。
19世紀の産業革命を機にサッカーは全世界に広まり、ルールが整備されていきました。1904年には国際サッカー連盟が誕生し、その4年後のオリンピックで正式競技になりました。そして、1930年にはウルグアイで第1回ワールドカップが開催。国際サッカー連盟の加盟国は2018年現在211か国ですが、これは国連や国際オリンピック連盟の加盟国よりも多いんですよ。世界中でサッカーが人気だということがよくわかります。
サッカーといえば、サポーターの応援が楽しそうですね。コロナ禍ではありますが、感染に気をつけてごひいきのチームの応援に行きたいなあ。