手話動画：未来へのメッセージ「みやぎ東日本大震災津波伝承館」（2023年3月6日）
手話動画
テキストデータ
今年も、忘れられない日３月１１日がやってきます。東日本大震災で経験した悲しみや混乱を二度と繰り返さないために、その記憶を永く後世に伝え継ぐことが必要です。そこで、災害への備えを確かなものとするために「みやぎ東日本大震災津波伝承館」が整備されました。みやぎ東日本大震災津波伝承館は、追悼と鎮魂の場である石巻市南浜津波復興祈念公園の中にあります。建物は円形で側面が全面ガラス張り。北側の屋根が一番高い６.９ｍに作られおり、これはこの地域にきた津波が停滞していた時の高さです。
中ではいろいろな展示や映像を見ることができます。震災前の情景の写真で失われた街を偲び、被災の大きさを改めて感じたり、津波の甚大な被害の全体像とそのメカニズムを知ることで津波の恐ろしさを知ったり、語り部のメッセージや被災された方々の証言映像が見られたりなど、全体を通して津波から命を守るためには「逃げるしかない」ことを思い起こさせます。
展示物は、震災の記録というだけではなく、命を守るにはどうしたらいいかを考えさせるものです。コンセプトは「かけがいのない命を守るために、未来へと記憶を届ける場」。石巻地域だけにとどまらず、全国、そして世界の人々とつながり、震災の記憶を確かめながら未来へとつなぐことができるのです。
