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手話動画:ひょうが降る季節は冬じゃない!(2023年4月3日)

手話動画

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 昨年6月に、仙台にひょうが降ったのを覚えていますか? 冬でもないのに大きな氷が降るなんてびっくりしました。実は、ひょうがよく降る季節は春と秋で、特に6月に多く降るらしいのです。冬じゃないのに氷が降ってくるなんて、何故なんでしょうか。

 降ってくる氷と言えば、ひょう以外にあられもありますよね。その違いは大きさです。5mm未満をあられ、5mm以上をひょうと呼んでいます。あられはいろいろな雲の中で作られますが、ひょうは積乱雲の中で作られます。積乱雲とは高い雲で、狭い範囲に激しい雨を降らせます。夏によく見かける入道雲というとわかりやすいでしょうか。その積乱雲の上と下の気温差の中で氷の粒が移動しながら溶けたり凍ったりを繰り返して大きな塊になっていくのだとか。真夏にひょうが降らないのは気温が高くて溶けてしまうためで、冬は氷が大きな塊にならず、あられや雪になってしまうためだそうです。

 積乱雲が発生するときは、いわゆる「大気の状態が不安定」で天気が急変することが多く、雷をともなうこともあります。雷とともに大きな氷の塊が降ってきたら恐ろしいですよね。カーポートや窓が破損したり、車がへこむだけではなく、頭に当たったりなどしたらけがをしてしまいます。実際に死亡した人もいるそうです。
 予報が難しく、降ってみないと雨かひょうか分かりませんが、あたりが突然暗くなるなど雨が来そうだと思ったら、要注意です!