手話動画：話題にしづらい、閉経や更年期のこと（2023年5月22日）
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閉経とは生理が完全に止まった状態をいい、女性の誰もがいつか迎えるものです。ですが、話題にしづらい雰囲気があり、詳しく知らない方もいるのではないでしょうか。閉経は突然来ることはなく、前兆があります。生理が１か月に２回来たり、２～３カ月来なかったりなど不順になり、気づいたら長く生理が来ない状態になります。そして１年以上生理がなくなったら、最後に来た生理で閉経したと考えます。日本人女性の閉経年齢は約５０歳。閉経前後１０年間のだいたい４５～５５歳を更年期といいます。ただ、これはあくまで平均であって、３０歳代に閉経する人もいます。
閉経すると女性ホルモンが減少するため、いろいろな体調変化があり、それを更年期障害と言います。のぼせやほてり、気分の落ち込み、イライラ、情緒不安定、めまい、動悸、頭痛、不眠などなど多種多様で、症状が強く出る人もいれば全くない人もいます。更年期障害の症状は、減少したホルモンを補う薬や漢方薬、精神安定剤の服薬などで改善できます。日常生活に支障をきたすようなら我慢せず婦人科を受診しましょう。
更年期障害と思っていたら病気が隠れていた、ということもあります。更年期障害だから調子が悪いのは仕方がないと自己判断せず、病院へ行ってみてください。
平均寿命が延びても閉経年齢はほぼ変動がなく、閉経後の人生が長く続きます。第二の人生の始まりと考えて、楽しく生きたいものです。
