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手話動画:アルコール消毒液はどう処分する?(2023年7月10日)

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 コロナの流行で、家庭に手指用のアルコール消毒液を常備した方も多いのではないでしょうか。使用期限は3年ほどですので、そろそろ切れるころではありませんか。期限が切れると殺菌効果が弱くなる場合があり、処分したほうがいいそうです。ですが、どう処分したらいいのでしょうか。

 そもそもアルコール消毒液は、アルコール濃度60%以上のものが多く、これは消防法上の危険物に該当します。蒸発しやすいうえ可燃性蒸気となるため、火気の近くで使用しないのはもちろん、使用時や詰替え時には換気を十分に行うなど注意が必要です。直射日光が当たる場所や高温になる場所などに置いておくと、可燃性蒸気が発生する場合もありますので注意しましょう。

 アルコール消毒液を処分する時、そのままシンクに流すと下水道管で火災が起こる可能性があります。絶対に止めましょう。ネット情報の多くは、5倍以上の水と一緒に流せばいいと言っていますが、捨て方について発信している自治体では、火気のない換気された場所で新聞紙や布にしみこませてから乾燥させ可燃ごみに捨てるよう呼びかけています。
掃除に活用するのもいいですよ。冷蔵庫などの掃除や、まな板など調理器具の殺菌・消毒に使えますし、浴室の壁などに吹きかけるとカビ対策になります。ただし、掃除に使えるのは成分がアルコールと水だけの消毒液です。グリセリンなど保湿成分入りのものは手指消毒以外に使わない方がいいでしょう。
 大量に余って処分が難しい場合は、薬品を処理する専門の業者に依頼してください。