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手話動画:湿布も薬! 用法用量を守りましょう (2023年8月7日)

手話動画

テキストデータ

 打撲や筋肉痛、腰痛などの時に使う湿布薬。消炎鎮痛効果があって薬局で手軽に購入できますし、痛いところに直接貼ればいいので、一度は使ったことがある身近な薬です。日常的に使っている、なんて人もいるのではないでしょうか。たくさん貼れば早く治る気がしますが、湿布も薬ですから使用する上で注意が必要です。
 
 薬には、治療に効果のある「主作用」と、治療に関係のない「副作用」があり、湿布薬は飲み薬と比べて体内への吸収が少ないため、副作用が少なくてすみます。ただ、病院で処方される場合はまとめて一度に渡されることが多く、自分で簡単に貼れることもあり、つい貼り過ぎてしまうということが起きてしまいます。使用量が増えると皮膚から吸収される量が増え、副作用が出てしまう場合もあるのです。

 長時間貼り続けると皮膚がかぶれてしまいますし、湿布薬によっては日光に当てるとひどい皮膚症状が起きる、妊娠後期に胎児の血管を収縮させるなどの影響を与える、喘息の持病が悪化する場合もあります。多用すると胃痛や胃腸の不快感など消化器官の症状を引き起こすこともありますので注意してください。
 市販薬で症状が良くならない場合は受診しましょう。痛みの範囲が広い場合は、飲む痛み止めの方がいいかもしれません。医師に相談してください。
 処方された湿布薬が余っているからと、安易に人にあげるのももちろんいけませんよ。湿布も薬であるということを忘れずに、用法用量を守って使用してくださいね。