手話動画:お餅やミカンはカビを取ったら食べられる?(2023年12月18日)
手話動画
テキストデータ
もういくつ寝るとお正月…。お餅を食べたり、こたつでミカンを食べたりする時季です。そんなお餅やミカン、カビが生えてしまった!ということありませんか。カビは、その部分をとってしまえば食べられると聞いたことがあります。食べられるのならもったいないし捨てたくない…。本当のところどうなんでしょうか。ミカンは箱で買うこともあり、気がつくと底のほうで腐ってしまっているのが1つ2つ見つかったりします。1個腐ると隣のミカンもカビが付着し腐ってしまうため、発見したらすぐに取り除くのが基本です。その時に、カビの少しだけついたミカンの処分に迷います。皮をむいたら中は大丈夫だったり、実の半分は食べられそうだったり。でもそれ、食べてはいけません。カビは微小な胞子をまき散らして増殖します。表面についているだけでなく、見えない部分にまで菌糸が入り込んでいるのです。いったんカビの生えた食品は食べずに捨てましょう。
同じように、カビの生えたお餅も菌が見えない部分にまで入り込んでいますので、カビの部分を取ったからと言って食べないでくださいね。カビの菌は熱を通すと死滅しますが、体調不良を起こす原因のカビ毒はなくなりません。火を通すから大丈夫、ではないのです。もったいながらずに捨てましょう。
ミカンを箱で買ったら傷のついたミカンがないか頻繁に点検する、お餅はすぐに食べないなら冷凍してしまう、などカビをはやさない工夫をして、「もったいない」をなくしましょう。