手話動画:新しくできた「火山防災の日」(2024年4月30日)
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宮城県には3つの活火山、蔵王山、栗駒山、鳴子があり、そのお陰で豊かな土壌やさまざまな泉質の温泉など恩恵を受けています。しかし、ひとたび火山が噴火すると、大きな噴石が飛んだり、マグマ混じりの高温の火山ガスが流れ出す火砕流など、人命に直結する危険な現象が起こります。そこで国は、火山対策についての理解と関心を深めてもらうため、8月26日を「火山防災の日」とすることを法律によって定めました。
8月26日とは、1911年に浅間山にて日本で初めて火山観測所が設置され、常時観測が始まった日です。
火山防災の日は祝日ではありません。火山に関する防災訓練を実施するなど勧められています。いざ噴火というとき、速やかに避難するためには普段からの備えが必要です。火山周辺の住民は、市町村が防災訓練を実施する際、積極的に参加するとともに、火山防災マップなどで危険区域や避難場所など確認しましょう。
気象庁が発表する火山情報は、気象庁HPのほか、テレビ、スマホ、行政防災無線などで知ることができます。
ただ、2014年に御嶽山噴火で死者、行方不明者が63名にものぼった際には、噴火警戒レベル1で噴火しました。火山の登山をする方は、事前に火山情報をチェックし、ゴーグルやヘルメットの装備などもしっかり準備してください。
宮城県の活火山は、景観が素晴らしい観光地でもあります。決して他人事とは思わずに、「火山防災の日」をひとつのきっかけとして、火山災害について心構えをしておきましょう。