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手話動画:トイレの「大」「小」の違いって??(2024年8月19日)

手話動画

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 トイレで水を流す時に「大」と「小」を使い分けていますか? どのような違いがあるかご存知でしょうか? 「流れてしまえばどっちでもいい」という方もいれば、「いつも「大」。間違いなく流れるでしょ」「なるべく節水したいからいつも「小」」という方などいろいろです。

 排泄物やトイレットペーパーは、敷地内の排水管を通って公共下水道に流れていきます。しかし、水が少なく水流が弱いと、排水管で止まり詰まってしまいます。タンクに水入りペットボトルを入れて節水することが一時期流行りましたが、排泄物が途中で止まることが多いため禁止されています。流して便器から無くなればそれでおしまい、ではないですよ。途中で止まらないくらいの水量で、しかもなるべく節水できたらいいですよね。

 現在は、「大」はペーパーを緩く丸めたものを7個流せると規定されており、「小」は3個流せるようになっています。ですので、基本的に大便の時は「大」、小便の時は「小」との使い分けで大丈夫です。ただ、古いトイレは「小」にレバーをひねっている間水が流れ、手を離すと止まってしまうタイプがあり、「小」でペーパーを流せません。ペーパーを使ったら「大」で流しましょう。
 20年ほど前のトイレは、「大」で13ℓの水を流していましたが、新しいトイレは4~5ℓ、「小」は3~4ℓです。最新型のトイレに変えると節水になりますが、それが無理でも毎回きちんと使い分けるだけで節水になります。自動で流れるトイレは、座っている時間の長短で判断しているそうですよ。技術の進歩ってスゴイですね。