手話動画:脂肪は悪者?! 体脂肪って何?(2024年9月2日)
手話動画
テキストデータ
人間は、摂取した栄養を体内でエネルギーに変換し、消費されなかったエネルギーを脂肪として蓄積します。この脂肪のことを体脂肪といい、皮膚の下につく皮下脂肪、内臓の周りにつく内臓脂肪などがあります。皮下脂肪は太ももや二の腕、お腹周りなど、日常生活であまり動かさないところにつきやすい脂肪です。時間をかけて蓄積され、一度つくと落としにくいという特徴があります。
一方、内臓脂肪は見えない部分につくため、気づかぬうちに蓄積し、やせていても隠れ肥満ということがあり得ます。皮下脂肪よりつきやすく落としやすい脂肪でもあります。
体脂肪を減らすために必要なのは、運動と運動量に見合った食事です。ただ食事を減らすだけだと筋肉量も減ってしまいますので、運動もしましょう。筋肉量が減ると体脂肪は増える傾向がありますよ。
また睡眠も大切です。十分な睡眠をとると筋肉が合成されるホルモンが分泌されます。逆に睡眠が不足すると筋肉が分解され、食欲が増すホルモンが分泌されます。
最近は体脂肪率を測れる体重計がありますが、あれは体に微弱な電流を流し、性別、年齢、身長などの情報を元に出している推定値です。正確に把握するためにはCT検査が必要になります。
脂肪というと体に悪いイメージがありますが、体を動かすために欠かせないものです。体脂肪は多すぎると肥満につながり、少なすぎると筋力低下や免疫力低下を招き、女性は月経異常を起こします。ほどほどを目指しましょう。