宮城県聴覚障害者情報センターは、聴覚障害に関連したさまざまなサービスを提供する総合的なセンターです。

FAX022-393-5502
日曜・祝日休

手話動画:「南海トラフ地震臨時情報」って何だったの? (2024年10月21日)

手話動画

<

テキストデータ

 以前から注意喚起されている南海トラフ地震想定震源域の南端で、8月8日に大地震が起こりました。被災地域に友人知人がいる方も多いのでは。また、その後に「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が発表されました。どんな目的で発表されたのか振り返ります。

 「南海トラフ地震臨時情報」とは、南海トラフ沿いで異常な現象を観測した場合や地震発生の可能性が相対的に高まっていると評価された場合等に気象庁から発表されます。
①調査中 南海トラフ地震の想定震源域及びその周辺でマグニチュード6.8以上の地震等が起こった後、約30分で発表されます。南海トラフ地震との関連性などを検討し、地震発生から最短で2時間後に以下の②~④のいずれかを発表します。
②巨大地震警戒 想定震源域内のプレート境界でマグニチュード8以上の地震が起こったと評価した時に発表されます。地震が発生してからの避難では間に合わない人は事前避難、それ以外の人は日頃の地震対策の再確認をし、地震が発生したらすぐに避難できる準備をします。1週間は事前避難などを続け、その後は巨大地震注意に移行します。
③巨大地震注意 巨大地震警戒に当てはまらないマグニチュード7以上の地震が発生、または通常と異なる地殻変動が観測されたと評価された時に発表されます。事前避難は必要ありませんが、日頃の地震対策の再確認と、地震が発生したらすぐに避難できる準備をします。1週間後に期間終了となりますが、大規模地震発生の可能性がなくなる訳ではありません。
④調査終了 巨大地震警戒や巨大地震注意に当てはまらない場合に発表されます。

 情報の発表がなくても日頃からの備えが大切です。南海トラフ地震は西日本の広い範囲で大きな被害となる可能性があり、宮城県にも何らかの影響があることが考えられます。正しい情報の収集に努めましょう。